スタート時の魔術師はマジックポイントは高いが、バイタリティとデクスタリティが非常に低い。
このため接近戦では非常に不利で、3種類のキャラクタのなかでは一番難しいのではないかと思う。
現在 North the Sorcerer はレベル10でしかないが、そこに至るまでの戦術について解説したいと思う。
ゲーム開始直後はアイテムも所持金も僅かで、大変な苦労を強いられる。 だが相手のモンスターのレベルも低いので、十分に戦略を考えれば経験値を伸ばすことができるはずだ。
まず憶えておくべきなのが、1対1の戦闘であれば大抵のモンスターには勝てるということだ。 1対1の戦闘ならば傷を負っても次の戦闘までに回復するチャンスがある。 そこでダンジョン探検時においては、モンスターに囲まれないように注意深く移動しなければならない。
Diablo のモンスターたちは、数匹から数10匹の群を作っていて、部屋に入ってきたプレイヤーから見えない隅の方でじっと息を殺して待っている。 プレイヤーが扉を開けるか、または十分な距離まで近付いてくると、全員が一斉に行動を始める。 このときに部屋の真中でモンスターを迎え打つようなことをすると、 八方を奴らに塞がれて逃げ道を失ってしまうことになる。 だから、決して部屋の真中で奴らの相手をしてはいけない。
モンスターを迎え打つ場所として最適なのが、問題の部屋に入ってきたときに使った扉である。 扉はちょうど一人が通るだけの幅しかなく、誰かがそこに立っていると後続の者は通り抜けることができないからだ。 これを利用して、次のような戦略を立てる。
扉越しの戦闘において、万が一防衛線を破られたり、ヒットポイントが少なくなりすぎて危険な場合は、さらに後ろの安全地帯まで退却する。 安全な部屋がない場合は、それは最初に入ってきた階段のある部屋のはずだから、階段を上がってダンジョンの外へ出るか、あるいは上のレベルへ逃げてしまえばよい。
肝心なのは安全地帯の確保であることを忘れないようにしよう。
モンスターを背後に残しておくと、逃げ道を塞がれてしまうからだ。
体力の回復はいくつか方法があるが、どれも大変高くつく。 最初のうちは所持金も少ないので、体力回復方法を確立するまで無理な冒険はしないほうがよい。
もしも healing wand を入手できれば、探検はぐっと楽になるはずだ。 wand はチャージの続く限り、無料で何度も使用できるからである。 healing wand が手に入ったら HP 回復は薬やスクロールでなく wand で行うようにし、薬は非常時用にとっておくようにしよう。 余った金は、マナ回復薬の購入に回した方がよい。
やばくなったらすぐ退却の方針を貫けば、よっぽどのことがない限り死んでしまうことはないはずだ。
命は粗末にしないようにしよう。
スクロールや魔法の杖は、マナの消費なしに使えるが、チャージが切れてしまえば終りだ。 杖は魔法使いの能力で再充填が可能だが、最高値が減ってしまう。 それでも杖一本をすべて使い切るまで50〜100回は使用できるはずだ。 遠慮せず、積極的に杖を使おう。
魔法の書によって覚えた魔術は、使用するごとにマナを消費する。
マナの回復は薬によってしかできないから、魔術の使用は十分に考えて行う必要がある。金銭に余裕があれば、積極的にマナ回復薬を購入する。
レベルが上がった場合のポイントの分配方法だが、バイタリティよりもマジックポイントとデクスタリティの向上に使った方がよい。 理由はいくつかある。