North the へっぽこ Sorserer

へっぽこ魔術師のDiabloガイド



はじめに

スタート時の魔術師はマジックポイントは高いが、バイタリティとデクスタリティが非常に低い。 このため接近戦では非常に不利で、3種類のキャラクタのなかでは一番難しいのではないかと思う。 現在 North the Sorcerer はレベル10でしかないが、そこに至るまでの戦術について解説したいと思う。


戦闘の進め方

ゲーム開始直後はアイテムも所持金も僅かで、大変な苦労を強いられる。 だが相手のモンスターのレベルも低いので、十分に戦略を考えれば経験値を伸ばすことができるはずだ。

まず憶えておくべきなのが、1対1の戦闘であれば大抵のモンスターには勝てるということだ。 1対1の戦闘ならば傷を負っても次の戦闘までに回復するチャンスがある。 そこでダンジョン探検時においては、モンスターに囲まれないように注意深く移動しなければならない。

Diablo のモンスターたちは、数匹から数10匹の群を作っていて、部屋に入ってきたプレイヤーから見えない隅の方でじっと息を殺して待っている。 プレイヤーが扉を開けるか、または十分な距離まで近付いてくると、全員が一斉に行動を始める。 このときに部屋の真中でモンスターを迎え打つようなことをすると、 八方を奴らに塞がれて逃げ道を失ってしまうことになる。 だから、決して部屋の真中で奴らの相手をしてはいけない。

モンスターを迎え打つ場所として最適なのが、問題の部屋に入ってきたときに使った扉である。 扉はちょうど一人が通るだけの幅しかなく、誰かがそこに立っていると後続の者は通り抜けることができないからだ。 これを利用して、次のような戦略を立てる。

  1. まず、モンスターのいない安全な場所を確保する。 ゲーム開始直後であれば、階段のある部屋がその場所になるはずだ。 仮にモンスターがいても、数匹しかいない奴らを恐れることはない。
  2. 次に突入する部屋を決める。 モンスターが待ち伏せしているような部屋は、大抵扉がついている。 まず扉を開いて、中の様子を観察する。 モンスターの姿が見えたら、無理をして中に入らず、奴らが扉をくぐり抜けようとするのを待つ。
  3. モンスターの姿が見えなかったら、ゆっくりと中に入る。 このとき注意すべきことは、いつでも扉の向うに逃げていけるようにする点だ。
  4. 慎重に部屋の中を探索する。 できれば壁伝いに、一つの方向に向かって進んでいく。 アイテムや箱を見つけても、慌てて開けに行ったりしない方がよい。 アイテム収集は、モンスターを倒してからゆっくりやれる。
  5. モンスターに遭遇したら、相手の数を数える。 相手が2、3匹しかおらず、こちらが一撃で倒せる自信があるなら、その場で迎え打ってもよい。 だが相手の数が多かったり、相手が強靭な敵であったり、相手の実力が分からない場合は、即座に扉の方へ逃げる。 部屋の中では一つの方向にしか進んでいないはずだから、扉へ向かってはまっすぐ行けるはずだ。 また、慎重にモンスターに遭遇せずに来たのだから、扉までの道のりでモンスターに待ち伏せされることもない。 さらに扉の向うは安全なのだから、とにかく逃げてしまえば大丈夫のはずである。
  6. 扉から安全な側の向こうに1歩ほど入り込み、扉と自分の間にモンスターがちょうど1匹入れるだけのスペースを作る。 後から追いかけてきたモンスターたちは扉に殺到するはずだが、入ってこられるのは1匹だけだ。 このとき注意しなければならないのは、扉から離れ過ぎると、後続のモンスターが部屋に入ってきてしまうということだ。
  7. 入ってきたモンスターを1匹ずつ倒す。 1対1なら倒すのは楽なはずだ。
  8. 倒れたモンスターの後から、別の奴が入ってくるのを待つ。 扉の向うにモンスターが見えていて、そいつがなかなか入ってこなくても、じっと我慢して待つべきである。 うっかり中に入り込むと、3匹のモンスターに同時に攻撃されるおそれがある。
  9. すべてのモンスターを倒してから、再び部屋に入り、探索を再開する。 部屋の中をすべて探索し、モンスターを倒したと確信するまで、他の部屋へ続く扉は開けてはいけない。 というのは、安全な部屋を確保しない限り、次の部屋へ進んだときの逃げ場がないからである。
  10. すべてのモンスターを倒したら、部屋に落ちているアイテムを吟味する。 それから再び最初の手順に戻って、突入する部屋をひとつ選ぶ。

扉越しの戦闘において、万が一防衛線を破られたり、ヒットポイントが少なくなりすぎて危険な場合は、さらに後ろの安全地帯まで退却する。 安全な部屋がない場合は、それは最初に入ってきた階段のある部屋のはずだから、階段を上がってダンジョンの外へ出るか、あるいは上のレベルへ逃げてしまえばよい。

肝心なのは安全地帯の確保であることを忘れないようにしよう。 モンスターを背後に残しておくと、逃げ道を塞がれてしまうからだ。


体力の回復

体力の回復はいくつか方法があるが、どれも大変高くつく。 最初のうちは所持金も少ないので、体力回復方法を確立するまで無理な冒険はしないほうがよい。

もしも healing wand を入手できれば、探検はぐっと楽になるはずだ。 wand はチャージの続く限り、無料で何度も使用できるからである。 healing wand が手に入ったら HP 回復は薬やスクロールでなく wand で行うようにし、薬は非常時用にとっておくようにしよう。 余った金は、マナ回復薬の購入に回した方がよい。

やばくなったらすぐ退却の方針を貫けば、よっぽどのことがない限り死んでしまうことはないはずだ。 命は粗末にしないようにしよう。


魔法の使い方

スクロールや魔法の杖は、マナの消費なしに使えるが、チャージが切れてしまえば終りだ。 杖は魔法使いの能力で再充填が可能だが、最高値が減ってしまう。 それでも杖一本をすべて使い切るまで50〜100回は使用できるはずだ。 遠慮せず、積極的に杖を使おう。

魔法の書によって覚えた魔術は、使用するごとにマナを消費する。 マナの回復は薬によってしかできないから、魔術の使用は十分に考えて行う必要がある。金銭に余裕があれば、積極的にマナ回復薬を購入する。


レベルが上がったら

レベルが上がった場合のポイントの分配方法だが、バイタリティよりもマジックポイントとデクスタリティの向上に使った方がよい。 理由はいくつかある。