●はじめにこれは、無謀にもたった二人で HELL/HELL を攻略した時の記録である。所要時間は約4時間。「二度と HELL/HELL は行かない」これが二人の共通した感想だった。これは NIGHTMARE/HELL の DIABLO を二回通りぶっ殺せる時間である事を追記しておく。もちろんこのコンビで潜ってだ。
●プロフィール
QUEEN:レベル 30
AC310、RESIST 全 MAX の歴戦の勇者。名刀「THE GRANDFATHER」と伝説の盾「STORM SHIELD」を装備して迷宮に挑む。L1から親しいのをいいことに、sagat の人体実験に無理矢理協力させられている。本人はこのレベルでこの装備なので、よくチーターと間違われて困っている。
刀は sagat の差し金であるが、その他装備は全部自力で捜している強者。
「ORIGINAL は使用者の魂が入る。だからこそ価値があり、そして強いのだ」 これが彼の持論。
sagat:レベル 38
AC237、RESIST 全 MAX、魔法全レベル 16。魔術師だが、自己レベル 10 の時、rune 氏に戴いた「DREAM FLANGE」を後生大事にずっと愛用し続けている。その為、どっから見てもクレリックにしか見えない。しかし、最近怪しい金棒「THE PROTECTER」が出土してからは、どうやってこれを装備しようかと思案中である。
秘密商店「DIABLO 地下 ITEM 直販」の営業主任でもある。ORIGINAL ITEM をつかって、他人をチーターもどきにしては(例:AC110 の L8 魔術師等)見返りに人体実験を強要する(例:魔法ダメージとレジストの関係について)極悪人でもある。では、
sagat(以下S):「いこう、クーさん(QUEEN)。」
QUEEN(以下Q):「おう、サガちゃん。」
Q:「なんか『つりバ○日誌』のノリですね今回は。」
S:「ぬう、さすがです。一瞬で見破るとは。」
Q:「LV1からの付き合いですから (^^。」
S:「確かに。ではいよいよ。 (^^」
Q:「ではでは ^^」地下深く進行していく二人。
●地下13階
作戦はシンプルだった。まずSがおびき出し、待ちかまえてるQが迎え撃つ。Sはその後、後ろに回り込みながら魔法でQをサポートしつつ各個撃破する。敵は戦士と虫野郎とサキュバス。
S:「まだ何とかいけるねクーさん。」
Q:「AC 300 OVERの威力です (^^」
S:「やっぱり黄サキュバスは魔法効かんなあ。」
Q:「サガちゃんやっぱり、イシイシ作戦しかないねホントに。」
----====『イシイシ作戦』とは ====---- その名の通り、片っ端から石にして壊しまくる。
安直かつ有効なコンビネーションである。-------------------------------------
約30分程度で敵は沈黙。
●地下14階
敵はここも戦士と虫野郎とサキュバス。しかし、数がものすごいわ、部屋も広いわで、しょうがないから、戦略的撤退を敢行しつつ各個撃破する。
S:「ぐわあぁぁぁぁぁ。また死んだあ。」
Q:「大丈夫です?」
S:「MANA SHIELD の上からで3発で死ぬなんて。鬼だあ。」
Q:「私も1戦闘で POTION 5本は使ってますし (^^;」
S:「魔法戦はともかく肉弾戦は駄目だ。ダメージを一撃で 250 近くは喰らってる。何とか対策を考えよう。」
Q:「サガちゃん、鎧交換します?」
S:「いや、クーさんの AC をヘタに下げると共倒れだ。どちらかが確実に生き残れる方が結果的にいい。」
Q:「わかりました。」
S:「対策は何とか考えます。」Sはそれ以降もばたばたと3回連続で死に続ける。3人接敵されると逃げる間もなく瞬殺されるのだ。これ以降は完全に後方支援に徹することにする。ここでも、イシイシ作戦が有効だったが、GUARDIAN の魔法が敵の判別と誘導に有効なのを思いだし、積極的に使用する。命綱が戦士なので魔法の誤射は命取りに成りかねない。乱戦で攻撃魔法は一切使用しなかった。<『君が死ねば俺も死ぬ』そんなかなり危険な状態だった。
やがて敵は完全に沈黙した。所要時間は約50分。
●地下15階
敵はかなり終わっていた。電撃魔法使いとサキュバス赤と黄の三種混合の集中砲火。感電と予防接種は昔から嫌いなんだぞと。
S:「どうする?クーさん。」
Q:「どうするったって・・・どうするんです?サガちゃん。」電撃の十字砲火をいったん離れて、サキュバスの魔法を障害物の物陰でやり過ごしながら、かなり間抜けで、情けない会話をしていた。突入するだけで体力の半分を1秒足らずで削るその電撃の帯のダメージに、言葉のとおり手も足も出なかった。いや、出せなかった。出したらマジで死ぬ。一体何人まとまって居るんだ。
S:「・・・GUARDIANを特攻で仕掛けます。駄目だったら・・・・、終わってますね。(^^;」
Q:「骨は拾います。(^^;」効いたから良かったものの、駄目だったら本当に終わってたかも。死んでたらその場の復活ができたかどうか。多分、町に戻って善後策を考えることになってただろう。
追いかけてくるサキュバスらを片っ端から石にしつつ、電撃野郎を F.BALL で蹴散らして、何とか敵は完全に沈黙。魔法戦だったので今度はSが命綱となる。
所要時間は約1時間。
●地下16階
それはひどいの一言だった。
S:「きかないね。」
Q:「きかないね。」この階の敵は固定なのか、相変わらずなF.BALL魔法使いと戦士。GUARDIAN の火の玉があっさりと敵の魔術師を素通りした(戦士には効くんだが)。最初のレバーのある大広間。
S:「ダメージ系の魔法が全然効かない。なんてずっこいんだ!」
Q:「本気でずっこい!」言ってみてもどーにもならないのだが、やっぱりここでも漫才を二人はしていた。
S:「しょうがないな。」
Q:「しょうがないね。」
S&Q「やっつーけてやる!」
S:「ゆけ!マジン○ーZ!(GOLEM の事)」
Q:「ゆけ!ポ○イドン!(こっちも GOLEM の事)」一発で歳がばれる様な台詞をかましつつも、出現した GOLEM は雄叫びをあげて突っ込んで行く。しかし、この階の敵相手とあっては、いともあっさりと破壊されてしまう。
Q:「壊れたね。○ジンガーZ。」
S:「居なくなったね。ポセイ○ン。」
S&Q:「もう一回行ってこーーーーい!」二人はここぞとばかりに GOLEM を酷使する。そして、こちらに寄ってきた敵をイシイシ作戦で各個撃破する。二段構えの高度なのか安直なのか、どちらにせよストレスたまる作戦だ。
S:「ぜいぜい、やっと DIABLO だけだ。」
Q:「はあ、はあ、やっと DIABLO だ。」Sは最後のレバーを倒し、そして最後の敵に挑む。
作戦は『究極奥義 断己相殺撃』。
---====『究極奥義 断己相殺撃』とは ====--- そして、決死の覚悟の割にはヤケにあっさりとSは星となった(ただし、10 秒後に町に復活。地下 16 階は装備も落ちないしこれでいいのだ)。どっかで聞いたような物々しい作戦だが、要は DIABLO 引きつけて F.BALL を
玉砕するまでたたき込む特攻作戦だ。誘いには GUARDIAN を使う。------------------------------------------
S:「クーさん、あとは任せたぞーー。」
Q:「くうう、サガちゃん。君の死は無駄にしないぞお。」後ろに控えていたQはブンブンと DIABLO に「GRANDFATHER」を叩き込んでいった。そうだ、その調子だクーさん。そんなつまんないコメントなんか打ち込んでる場合じゃ無いぞ。しっかりと DIABLO を倒すんだ。
こうして DIABLO を葬った我々は二人でこう誓ったのだった。
『二度とHELL/HELLなんか行くものか』 と........。
最終階 所要時間 約1時間30分
夜明けはすぐそこだった。
---=== FIN ===---